世界のパーマカルチャーサイト



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タガリファーム/オーストラリア ニューサウスウェールズ 1999-2000
TAGARI FARM / New South Wales Australia 1999-2000


タガリファームの貯水池

タガリファームはビル・モリソン氏が1990年頃に作ったパーマカルチャーの実践農場。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州の北の州境い近くのかなりの田舎にある。
東海岸から車で2時間位西に入った丘陵地。敷地は多分400ha位。(1km×4km)
わたしは1998年にPCCJ主催のパーマカルチャーデザインコースをここで受け、翌年5月から約1年間、研修生として滞在した。
ここに載せた写真は全てその時の物でいささか古いが、パーマカルチャーのデザインのモデルともいうべきものを少しでも伝えられればと思う。
農場は10年程以前ど前に閉鎖されたと聞いている。
ビル・モリソン氏は現在タスマニア在住で、タガリファーム・タスマニアを運営している様である。 また、1999年当時農場の責任者でデザインコースの講師でもあったジェフ・ロートンも自身のパーマカルチャー・リサーチ・インスティチュートで活躍している様である。

 → Tagari Farm Tasmania の HP
 → Permaculture Research Institute の HP


シードセイヴァーズ/オーストラリア ニューサウスウェールズ バイロンベイ
SEED SAVERS / New South Wales Australia


自分で種を採ってみよう

シードセイヴァーズは在来種や地域の固有種を保存する活動をしている。オーストラリアの東海岸の街バイロンベイ郊外にあるミッシェルとジュードのファントン夫妻の自宅の敷地には、自給と種取りのための畑があり、シードセイヴァーズネットワークのオフィスとシードバンクがある。彼らはビル・モリソン氏と親交があり、パーマカルチャーデザインコースの講師や、種に関するワークショップをバイロンベイだけでなく、オーストラリアや世界の各地ので行っている。写真は1999‐2000年に私が撮ったものと、2015年6月に彼らがありんこ農苑を尋ねてくれた折に提供してくれた物を掲載した。

 → Seed Savers の HP

レインボー・ヴァレー・ファーム / ニュージーランド マタカナ 1999-2000
Rainbow Valley Farm / New Zealand Matakana 1999-2000


レインボー・ヴァレー・ファーム

レインボー・ヴァレー・ファームは、「世界一美しいパーマカルチャーサイト」とも言われ、多くの日本人が訪れ、学び、感動した場所である。
ニュージーランドの北島、オークランドから北へ車で約2時間、マタカナと言う小さな村のはずれにある。約20エーカーのこの土地に、ジョー・ポラッシャーとトリッシュ・アレンの二人が住み始めたのは1988年。かつて森林であったここは、無理な放牧のために表土は失われ、灌木と雑草の生い茂る荒地だったそうだ。
私が訪れた1999年当時、農場は発展途上だったが、すでに多くの樹木(毎年1000本以上)が植えられ、ジョー自身がデザインしし、友人達の助けを借りながら自身で建てたパッシブソーラーハウス、複数の貯水池と浄水システムが完成していた。防風林、果樹園、自給菜園は美しく管理され、鶏、アヒル、クジャク、ほろほろ鳥、乳牛、羊、クニクニ豚、そして2頭の乳牛と子牛が飼われ、食料として、又物質循環の一部として働いていた。
農場の入り口には小さなスタンドが設けられて、野菜や果物、ミルクなどを近所の人々に売っていた。また、月に1度「オープンデー」を設けて、パーマカルチャーを知ってもらう活動もやっていた。
2008年2月にジョーが亡くなり、2010年に農場はパーマカルチャーな暮らしをする新しいオーナーの手に移ったと聞いている。トリッシュは近くに引っ越し、パーマカルチャーな活動は続けている。いつの日か、新しいレインボー・バレー・ファームは見学者やウーファーを受け入れてくれてくれることを期待している。

 → Permaculture in Action on Rainbow Valley Farm(YouTube 日本語)
 


 


土を肥やすマメ科の花を植える。ミカンの根元にはクラウンベッチ。
マメ科の花、クラウンベッチ
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